chiritannyaaの日記

山に登ったときに思ったことを書き連ねる日記

12月9日 広河原ルートで恵那山へ

冠雪して白くなった中央アルプスとか御嶽山とか南アルプスとか北アルプスとか、、、

なんとなくそんな高い山々を眺めたくなり、中央アルプス近辺の山に登りたくなりました。

去年も登った将棋頭山は眺望抜群で間違いはない、

けれど、まだ登ったことがない経ヶ岳も気になる、、、

直前までめちゃくちゃ悩みました😫

そして、悩みに悩んだ結果、今回はまだ登ったことのない経ヶ岳に行ってみることにしました。

 

 

が、、、当日、登る直前にいろいろとあり、急遽、登る山は恵那山に変更です💦

約7年ぶりとなる恵那山に登ることになりました😅

 

9時過ぎ

広河原登山口の駐車場に到着です。

まぁまぁのんびりスタートな時間になってしまいました😅

急いで準備をします💦

前日は麓では雨が降っていたようですが、標高の高いところではこの時期は雪になっていただっただろうと考え、チェーンスパイクと10本爪のアイゼンも持っていきます。

 

9時20分

まずは林道歩きからスタート🚶‍♂️

雨で湿った舗装路歩き〜、

と思いきや、さすがは阿智。

湿っていると思っていたところはところどころ凍っています❄️

凍ってない場所に足を置きつつ、山側の崩壊もなかなか危険な状態っぽいので、そちらにも気を配りながら林道を歩いていきます。

 

30分ほど歩くと広河原ルートの登山口に到着しました。

河原に降りるために設置されたちょっとしたハシゴで河原に降りると、なんとも不安定そうな木の橋が川に架けられています💦

2枚の木の板で橋が架けられていますが、手前の木の板は三分の一ほどが川の中に浸かっています😅

一枚目の木の橋に足を乗せ、半分辺りまで足を進めてみましたが表面はツルツルに凍っています😱

一旦戻り、橋を使わずにどこか渡渉できそうな場所がないか辺りをウロウロと探してみましたが、なかなか水量も多く安全に渡渉できそうな場所が見つかりません😔

結局、この橋を渡るしかなさそうなので、わずかな間ですがチェーンスパイクを装着し安全に渡ります。

この気温の中、水の中にドボンと落ちるのだけは避けたいです😱

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無事に橋を渡り終え、斜面に取りつきます。

ここからようやく本格的な登りが始まります。

 

しばらくは薄暗い樹林帯の登りが続きます。

霜が降りていたのか凍っていたのか、足元は微妙に滑りやすい状況💦

登山靴のソールがだいぶ削れてきているせいもあり、湿っているとすぐツルリと滑ってしまいます😱

足を滑らせないように注意しながら黙々と登っていきます。

寒いかと思っていましたが、樹林帯で風もなく湿度も高いせいか、大量に汗をかいてしまいました😓

 

汗だくになりながらしばらく歩き続けると、少しずつ登山道には雪が出てきました⛄️

踏み固められた雪がカチカチになって表面はテッカテカに凍っています✨

グリップするはずもなく、滑ります😅

そんな感じのところが増えてきたので、チェーンスパイクを装着して登っていきます。

登り始めて一時間半ほどで稜線に出ました。

稜線といっても樹木と笹が生い茂り、ものすごく見晴らしがよいわけではありません💦

ただ、今までの樹林帯の薄暗さからは解放され、青空が見える、明るい登山道になったので少し気分も上がります😄

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雪の量も徐々に増えてきました。

雪の重みで倒れかかった笹が登山道に覆いかぶさって、歩きにくくなっている場所もあります💦

笹をかき分けながら登り、少し開けたところに出ると左手後方に白くなった南アルプスが見えました✨

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長大な南アルプスがズラリと見えます✨

これぞ求めていた景色✨

素晴らしい眺めです😁

以前にも一度、恵那山に登ったことがありましたが、その時はまだ南アルプスを大きな一つの塊としての認識しかなく、どれが何の山なのかとかはあまりよくわかっていませんでした💦

今回は、南アルプスの北部から南部まで、何となくですが山座同定もできました😄

以前に登った山を遠くから眺めるのもまた登山の楽しみになっています✨

登った山の思い出にちょっぴり浸りながら南アルプスを眺めます😄

 

 


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稜線歩きも終わり、再び樹林帯へ🌲

標高が高くなり、だんだんと植生が変わってきたのか、あたりの雰囲気がなんとなく北欧の森を思わせるような感じになってきました🌲🌲🌲


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木々を見上げるとモッサリと雪が積もっています⛄️

時折、ドサっと雪が落ちる音に驚きながら進んでいきます💦


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傾斜もだいぶ緩やかになってきたので、山頂まではあと少しかと思いきや、まだまだです。。。

恵那山の山頂部は緩やかに長く続くのです💦


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立ち枯れた木と太陽。

綺麗な景色です😄

偽ピークに惑わされながらもようやく恵那山の山頂に着きました。

山頂といっても特に眺望はないので、今回はまだ行ったことがない避難小屋と最高点まで行ってみることにしました。

 

避難小屋と最高点は山頂よりもさらに奥にあります。

 

山頂の広場を通り過ぎると、その先にあったのは1人分のトレースのみです。

一気に人気がなくなります。

積もりたての真っ白な雪が眩しい✨

空も真っ青で最高の景色です😁
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このあたりでは霧氷が見られました❄️
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太陽の光でキラキラと輝いていてとても綺麗でした✨

 

このちょっとした広場を通り過ぎると、少しの距離ですが激下り😱

登山道は下った先、右にカーブしています。

樹林帯で見通しが悪く先が見えないので、どれだけ下るのかと心配になりましたが、すぐ先に避難小屋が見えました。

とりあえず避難小屋は通過し、さらに先にある恵那山最高点を探します。

この辺りまで来る人は少ないのか、ツボ足だと膝上くらいまで沈み込みます💦

途中、少々ラッセル気味になりながらも何とか最高点らしき場所に到着。

最高点の標識があったであろうという支柱はすぐに見つかりましたが、肝心の標識部分が見当たりません😱

雪の中に埋もれているのかと思い、雪を掘って探してみたりしばらくあたりを探してみましたが見つからず、、、

諦めかけた頃、支柱の横の木の枝の又の部分にひっそりと立てかけてあるのを発見しました🙄
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最高点です😁

最高点といってもこちらも特に眺望はないので、避難小屋まで戻ることにしました。

避難小屋の裏まで戻ってきましたが、相変わらず誰もいません。

 


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遅い時間のスタートであまりゆっくりもしていられないので、小屋を後にして山頂へと戻ります。

下山は滑りそうだったので山頂でアイゼンを装着して帰ることにします。

踏み固められた雪にアイゼンがサクサクとよく効きます😁

御嶽山中央アルプスが左手前方に見えてきました✨

白くなった御嶽山はより神々しく見えます✨
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少し雲がかかっていましたが南アルプスもまだまだ綺麗に見えました。

この景色もそろそろ見納めに😢

稜線から樹林帯に入ります。

この季節は日没も早いので、樹林帯に入るともうすでに薄暗くなっていました😱

眺望もなくなったので、足早に降っていきます🚶‍♂️🚶‍♂️🚶‍♂️

泥と雪混じりの登山道をぐんぐん下り、ようやく渡渉地点の川まで戻ってきました。

帰りの時間はさすがに木の橋の上の凍結もなくなり、難なく橋を渡れました😁

 

あとは駐車場までの林道をてくてくと歩くだけです。

林道の途中、山側から流れ出る沢水で泥まみれになったアイゼンとストックを綺麗に洗っていきます。

 

林道を歩き終え、何とか暗くなる前に無事に駐車場まで戻りました🚗

 

2回目の恵那山登山でしたが、思いの外、楽しみながら登れました😁