chiritannyaaの日記

山に登ったときに思ったことを書き連ねる日記

10月4日 荒川三山、赤石岳の旅 DAY3 赤石小屋から椹島へ

夜通し続く暴風雨🌧️

 

何度も目を覚まします

テントを張る場所を水捌けの良さそうな場所にしておいて良かった

とりあえず今のところは浸水していません

が、果たしてこの後は大丈夫なんだろうか

ザーザーと降り続ける雨😱

浸水の恐怖に怯えながら夜を過ごします

樹林帯の中であるにもかかわらず風もものすごい

テントは強風に押されて歪んでいます

ゆっくりぐっすり眠れるなんてはずはなく、何度も何度も目を覚まします

明け方3時ごろまでは続いていた暴風雨

 

5時過ぎ

目を覚ましたときには風は収まっていて、ポツポツとテントに当たる雨音だけが聞こえます

どうやら暴風雨のピークは過ぎ去ったよう

この状態のままなら、暴風雨の中の下山、という最悪の状況は免れそうです

 

椹島をバスが出発する時間は12時

あまり早く下山をしても椹島での待ち時間が増えるだけ

ゆっくりとテントの中を片付けながら、小雨になった時を見計らってテントの撤収を開始します

他の2張りのテントの方々は、1人はすでに出発しているようで、もうテントはなくなっています

もう1人の方は撤収をしている最中でした

 

しばらくの間は小雨の時間が続いてくれたのでテントの撤収も手早く終えられました

その間に小屋泊の方々も続々と下山していきます

 

6時30分

テントの撤収を終え、赤石小屋から椹島へと出発します

雨足はそれほど強くなく、樹林帯の中ならほとんど雨が気にならない程度

歩き始めてしばらくすると少し暑くなってきました

雨は強くなったり弱くなったり

止みそうかな、と思っているとまた少し強く降り出します

そんな感じを繰り返しているのでレインウェアを脱ぐわけにもいきません

汗なのか雨なのか

どちらかわかりませんが、レインウェアの中が少しずつしっとりとしてきました

 

その後も雨は止むことなく降り続けます

椹島まで続く樹林帯

ひたすら降っていきます

特別に眺望もないので、降り続けるのみ

幸い、それほど道は険しくはないので歩きやすい

しばらく歩いたところで登ってくる登山者2人とすれ違います

この雨の中の登り

湿度も高く大変そう

2人ともとても暑そうでした

 

今日からの天気予報は荒れるという予報

それ以降、誰かとすれ違うことはありませんでした

 

雨の中、ただひたすら下山

最後は九十九折に樹林帯を降っていき、ハシゴを降りて車道へと出ます

 

ここからのルートは初日にも一度歩いた道

トラバース道を降っていくと椹島へ到着です

結局、椹島に着くまで雨は止むことなく降り続けていました

 

10時過ぎ

椹島に到着すると、この3日間、同じルートを歩いた方々がすでに下山を終えてバス乗り場のベンチに集まっていました

皆さん、着替えたり濡れたものを片付けたりと、各々忙しそうに動いています

濡れた衣類のままでは体が冷えてきました

適当に乾いた衣類に着替えます

 

バスの出発時刻は12時

まだ2時間ほどあります

雨を避けてレストハウスに移動する人もいますが、わたしたちはベンチでお湯を沸かしてのんびりと過ごします

ベンチでくつろいでいる人たちの中に、赤石小屋のテント場で挨拶をしたソロの男性もいました

どうやら、テントを張った場所がイマイチだったようで、夜中に浸水して大変だったとか

危ない危ない

雨の日のテント泊はテントを張る場所の見定めもちゃんとしなければいけないと肝に銘じました

そんなこんなでバスの時間までの時間を適当に過ごします

 

12時

やってきたバスに乗り込みます

バスの中のメンバーはほとんどが行きのバスと同じメンバー

畑薙第一ダムの駐車場に着いた時には雨はすっかり止んでいました

バスを降りると、

またどこかの山でお会いしましょう

と3日間一緒に過ごした方々と笑顔でお別れの挨拶をします

3日間、不思議な縁で一緒になった方々

本当に素敵な方ばかりで楽しい時間を過ごせました

 

車に戻り、あとは家まで無事に帰るのみです

一番近い温泉に入って帰ろうかと思いましたが駐車場が少し混雑気味

もう少し先にある、川根町の温泉まで足を延ばすことにします

温泉で3日間の疲れを癒します

静岡らしく、お土産に川根茶も購入🍵

 

荒川三山、赤石岳

本当に素晴らしい3日間でした