chiritannyaaの日記

山に登ったときに思ったことを書き連ねる日記

3月29日 春の比良山地を探検①  霊仙山・権現山・ホッケ山・蓬莱山

3月も終わり

 

今年は春の訪れが早い

 

八ヶ岳天狗岳に行きたかったけど、もう雪解けもかなり進んでいる模様

できれば真っ白に雪を纏った八ヶ岳に登りたかったので、今シーズンは諦めることに

また来シーズン目指すことにします

 

そんなわけで、3月の終わりから4月かけてのこの季節

どこの山に登ろうかと思案中

今年は平均して積雪量が少なめ

暖かくなるのも早かったようなので、今からの時期の雪山は踏み抜きに手こずりそう😱

ここ最近は4月に入ってからは、鈴鹿で春の山を楽しんでいました

やっぱり今年も鈴鹿を攻めるかな、

と思っていたところ

ヤマケイオンラインを見ていると、ジャパントレイルというものがあるらしく、その特集で比良山地の紹介記事がありました

写真を見る限りでは、とても歩きやすそうなで気持ちよさそうなトレイル

今住んでいるところからも近い

そして、よくよく調べてみると、どうやら鈴鹿山脈に行くよりも近いらしい

早起きを頑張らなくてもいいし、近いし交通費もかかんないし、歩いたことないし

いいことだらけです

これはちょうどいいんじゃないか

興味が湧き、もう少しルートを詳しく調べてみることにしました

 

駐車場がある登山口は少ないようで、数台停められそうな霊仙山登山口から登っている人がちらほら

他に駐車できそうな場所は、もう少し北の琵琶湖バレイの駐車場か、更に北にあるイン谷口というところ

今回、ジャパントレイルで特集されていた稜線は権現山からホッケ山、蓬莱山の稜線

ここを歩くのには霊仙山の駐車場に停めて歩くのがちょうど良さそう

そんなわけで、今回はこちらから出発することにします🚗

 

駐車地は決まりました

次はルート選択です

ルートは2択

霊仙山を経由して権現山に向かうか、駐車地から直接権現山に登るか

霊仙山を経由するルートは踏むピークがひとつ増えるので、単純に時間も距離も長くなります

蓬莱山まで同じルートをピストンするのもなんだかつまらなさそうなので、行きに霊仙山を経由してから権現山へと向かうルートを歩き、帰りは権現山から直接駐車場に降るルートで歩くことにしました

 

9時

霊仙山の駐車場にやってきました

駐車場はそれほど広い駐車場ではありません

4台ほどの車がすでに停まっています

残り3台ほど止められそうなスペースに車を駐車します

私たちのすぐ後に、もう一台車がやってきました

平日ですが、思っていたよりも車が多いです

 

日帰り、雪なしなので、ささっと準備を済ませます

権現山へは未舗装路の林道の方へ、霊仙山へは舗装道路を登っていきます

霊仙山へ登るので、舗装道路へと進みます

しばらく登ったところで舗装道路は行き止まり

向かって左側にやや太めの道、右側の尾根沿いに踏み跡がついた細い道があります

尾根沿いの細い道の木の枝にピンクのテープがありました

どうやら登山道はそちらの道のようです

おそらく太めの道は林業の作業用道路だと思いますが、明らかにそちらの方がちゃんとした道っぽいので、登山初心者の頃なら間違えて進んでいたかもしれません😱

尾根沿いに続く登山道を進みます

スタート時はややひんやりとした空気でしたが、尾根沿いの登山道に入ると、日当たりが良く風もほとんどないせいか暑い💦

すぐに汗だくになります

途中に何箇所か左手の斜面へと入って行く道がありましたが、それも林業用の作業道のようです

登山道は尾根沿いに登っていきます

うっかり間違った道に入り込まないようにピンクテープを確認しながら登ります

登山道周辺は、基本的には植林された杉の木のばかり

あまり花々はありませんでしたが、ポツリポツリとショウジョウバカマの花やカタクリの葉っぱなどがありました

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登り始めてから40分ほど

だんだん空が近くなってきたぞ

と、思っていたらすぐに霊仙山の山頂に着きました

山頂は木々に囲まれて眺望はありません

日陰もなく暑いので、すぐに次のピークに向けて出発します

霊仙山の山頂看板



まずはズコノバンという分岐を目指します

霊仙山の山頂からしばらくは緩やかに下っていく道が続きます

霊仙山からの蓬莱山への稜線は比良比叡トレイルになるので、要所要所に比良比叡トレイルを示す黄色い目印がありました

一旦鞍部まで下ると登山道は再び登りに転じます

ここもそれほど急な登りではないのでのんびりと登っていきます
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カタクリの葉っぱはちらほらありますが、お花の時期には早く咲くのはまだまだ先のようです
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霊仙山から30分ほど歩いたところで、ズコノバンという場所に着きました

ここは車を停めた場所から権現山へ直接登ってくるルートとの合流点のようです

ここまで他の登山者に誰も会いませんでしたが、霊仙山を経由しないで登る人の方が多いのか、ここからは前後に登山者の姿が見られました

 

ズコノバンから先は、今までよりは少し傾斜が急になります

前半はそれほどでもありませんでしたが、山頂手前はなかなかの急登

足元はガレていて浮石も多く、なかなか大変な登りです

登りは何とかなりますが、問題は降り

降りもここを通るのか、

と、早くも下りの心配をしながら登っていきます

そんなことを考えているうちにガレ場の急登も終わり、山頂直下まで登ってきました

山頂はすぐそこです

山頂からは話し声が聞こえるので、誰か人がいるようです

最後の登りを登り上げ、権現山の山頂に到着しました

山頂には4,5人ほどの登山者がいました

先程の霊仙山とは違い、権現山の山頂は広く、眺望もなかなかです

 


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時刻は10時45分

霊仙山から1時間ほどで権現山に着きました

霊仙山で朝ごはんを食べようと思っていましたが、暑いし眺望もないしで、結局、朝から何も食べずにここまで来てしまったので、ここで遅めの朝ごはんを食べることにします

風もなくちょうどいい気温

ここから今回の目的地の蓬莱山までは緩やかにアップダウンを繰り返しながらの稜線歩きが続きます

景色を楽しみながら歩くことにします

 

今年は暖かくなるのが早かったので登山道上には雪はもうないようです

谷筋を覗き込んでみると、さすがにそこにはまだ雪が残っていました

歩きやすい笹原のトレイルが続きます

3つ目のピーク、ホッケ山を過ぎると蓬莱山の山頂近くにあるリフト降り場が見えてきました

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爽やかなトレイル

右手にはずっと琵琶湖を見ながら歩いていきます
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ホッケ山から蓬莱山までは小さなアップダウンが連続します

山頂は近そうに見えてなかなか近づいては来ません
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蓬莱山直下は一面の笹原

そこを縫うようにつけられた登山道を登っていきます

遠目にも山頂付近に何人かの人の姿が見えました

お天気もよく登山にはちょうどいい気温なので、平日でも登山者が多いようです

 

12時過ぎ

蓬莱山の山頂に到着しました

振り返って見ると、ここまで歩いて来た稜線が一望できました

なかなかの眺めです

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北側には比良山地最高峰の武奈ヶ岳も見えました
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ゲレンデには少しだけ雪が残っていました

残りかたからするとキッカーの跡地のような感じに見えます

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山頂部は広く少し散策をしてみます

ここのスキー場には来たことがないのでゲレンデのコースはよくわかりませんが、ゴンドラの駅は打見山にあるようで蓬莱山のもう一つ先のピークのようです

なので、そちらの方がいろいろと施設があるようですが、ちょうどこの日はゴンドラの運休期間

営業はしていないとの案内がありました

ゲレンデを下って打見山まで行ってもいいかな、

とも思いましたが、ゲレンデを歩くのはあまり楽しそうではないので今回はパスすることにします

 

20分ほど山頂でのんびりと過ごします

少し風が出てきました

思いのほか冷たい風です

日差しの暖かさがあるので寒くはありませんでしたが、日差しがなければまだまだ寒さを感じる季節のようです

 

帰りは来た道を戻るだけですが登り返しもあるので、ゆっくりと下山を始めることにします

公共交通機関で縦走される方も多いようで、打見山の方から権現山の方へと何人かの人が歩いていきました

心配していた権現山の下りも何とか無事に通過し、ズコノバンまで降ってきました

ここからは新しいルートを通ります

どんな道なのかな、と進んでみると

登山道というよりはとても歩きやすい林道でした

無事に駐車地まで戻り、比良山地の探検①はこれにて終了です