chiritannyaaの日記

山に登ったときに思ったことを書き連ねる日記

8月10日 ロープウェーで木曾駒ケ岳へ

8月10日

 

世間はそろそろ山の日からスタートするお盆休み

そんなお休みもサービス業には全く関く係ありません

 

前日は夜までしっかりお仕事

単日のお休みなので遠出もできません

夏真っ只中の連日の猛暑

少しでも涼しそうな高山に登りたい

短時間で高所まで行ける山といえば、乗り物の力を借りて乗鞍岳立山、もしくは木曾駒ケ岳

この中で最近行ってないのは木曽駒ケ岳(千畳敷カールからの)

3つのなかでは移動時間も一番短いしちょうど良さそう♪

夏山シーズン真っ盛りなので多少の混雑はありそうですが、たまには人にまみれながら登るのも悪くないかな、

と思い、木曽駒ケ岳行くことにしました

 

朝8時過ぎ、菅の台バスセンターの駐車場に向かうと既に満車の表示

道路を挟んで向かい側にある臨時駐車場へと案内されます

ぞくぞくと車がやってきてどんどん駐車場が埋まっていきます

予想した通り、なかなかの混雑ぶりです

バス停にはバス待ちの列ができていました

ちょうどバスがやってきました

走れば間に合ったかもしれませんが、並んでいる人数からすると乗れるかどうかは微妙なところ

それほど急いでいるわけでもないので、次のバスに乗ることにします

バス停の列はなくなり、バス待ちの先頭で並びます

すぐに後ろにバス待ちの列が少しづつ伸びていきます

さすが夏山シーズン

しばらくしてやってきたバスに乗り、順調にロープウェーに乗り継ぎます

 

10時過ぎ

目立った混雑もなく千畳敷に着きました

あっという間に標高2612mです

久しぶりに見る千畳敷カール

何度来ても圧巻の景色です

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高度順応のため、カール内をゆっくりと登っていきます

八丁坂まではゆるかな登り

景色を楽しみながら登っていきます

八丁坂の急登に差し掛かると、ところどころで休憩をとっている登山者の姿が見られます

乗越浄土直下の道幅が狭いところは、すれ違いに気を配りながら登っていきます

乗越浄土まで登るとたくさんの登山者が休憩していました

歩き始めてまだ1時間も経っていないので、そのまま木曽駒ケ岳の山頂を目指して進むことにします

宝剣山荘を過ぎ、中岳へと登っていきます

中岳のピークでもたくさんの登山者が休憩していました

中岳を過ぎると、あとは駒ヶ岳までの最後の登りを登るだけです

いつもの登山に比べればかなり優しめの登りです

途中、少し渋滞している箇所もありましたが、無事に木曽駒ヶ岳の山頂に着きました

山頂はたくさんの登山者で賑わっていました

人がたくさんいる場所には慣れていないので、少し離れた場所で休憩をとります

檜尾岳、空木岳へと延びる稜線がとても綺麗✨

去年、檜尾小屋にテント場ができたとのことだったので空木岳まで縦走しようかと考えていましたが、そういえば天候不良で中止したまま

そのうちまた歩いてみたい稜線です


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続々とたくさんの登山者が木曽駒ヶ岳の山頂に登ってきます

ひととおり景色を満喫したので、次は宝剣岳へと向かいます

木曽駒ヶ岳には何度も登ってますが、実はまだ宝剣岳には一度も登ったことがありません💦

以前は岩場が怖いな〜、と思っていて、また今度にしようと後回しにしていましたが、最近はロープウェーを使って千畳敷に来ることがなくなってしまったので登る機会がありませんでした

そんなわけで今回こそは宝剣岳に登るつもりでやってきました

少しお腹も減ってきたので宝剣山荘の近くで少し休憩をとります

お腹を満たし、ヘルメットを被り、宝剣岳への準備は万端です💨

時間帯的に宝剣岳に登っている人はそれほど多くないのか人は少なめです

登山道はだんだんとゴツゴツした岩の上を歩くようになります

ぐるりと回りこむと、長い岩場に出ました

右側には長い鎖が設置されています

左側には鎖はありませんが手掛かり足掛かりがあり登りやすそうです

右手の長い鎖場の上から降ってくる登山者がいました

なかなか大変そうです💦

その登山者の人が降り終えるのを待って、私たちは左手の鎖のない方から登り始めます

適度に足場もあり、鎖場の上まで難なく登れました

後ろから来ていた2人組の登山者も私たちの後に続いていました

その先は岩場のトラバース

足元は切れ落ちており、足を滑らせれば深い谷底までまっさかさまです

足場はしっかりとあるので、焦らずゆっくりと進んで行きます

そこを越えると宝剣岳の山頂はすぐそこです

山頂には先客が一名

山頂はあまり広くありません

狭い山頂で安全な場所を確保して山頂からの眺めを楽しみます

山頂からは御嶽山、伊那前岳へと続く稜線が綺麗に見えます

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眼下には千畳敷カールと赤い屋根の千畳敷
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木曽側は深い谷です
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空木岳まで続く稜線
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少しづつ山頂に人が増え始めたので宝剣岳山頂を後にします

下りは来た道を戻ります

登ってきた岩場を慎重に通過し、無事に宝剣山荘の前まで降ってきました

 

時刻は13時半

真夏だというの雲が湧くことがなくカラっとした空気に包まれています

夏特有の雷雨の心配もなさそうなので最後のピーク、伊那前岳を目指します

乗越浄土まで戻り、そこから伊那前岳に向けては緩やかに登っていきます

急登もなくのんびりと歩けるルート

こちら側まで歩く人は少ないのか人もまばらで静かです

しばらくすると前方から見覚えのある人がやってきました

朝、バスの車窓から見た登山者です

バスに乗らず車道を走っていた人

下から登る登山道で上がってきたようです

まだまだ元気そうな様子で小走りでやってきたので道を譲ります

そのまま颯爽と小走りで駆け抜けていきました

テントマットを持っていたのでこの先のどこかのテント場で泊まるのだろうとは思いますが、いったい今日中にどこまで行くのか少し気になりました

 

乗越浄土からのんびり30分ほど歩いて伊那前岳の山頂に到着です

馬の背から将棋頭山への稜線がの眺めが素晴らしい


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振り返ると先程までいた宝剣岳千畳敷カールが見渡せました

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乗越浄土から歩いて来た稜線もとても綺麗です
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赤い屋根の西駒山荘も見えました
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先行者が二人いましたが戻っていったので伊那前岳の山頂は貸切です

眺めも良くて本当に気持ちのいい場所です

しばらくノンビリしてからゆっくりと乗越浄土へ戻ります

ライチョウがいそうな雰囲気の場所なので探してみましたが見当たらず
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乗越浄土まで戻り千畳敷カールへと降っていきます

カールに下りてからは剣ヶ池を周って千畳敷駅へと戻ります 

 

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南アルプス方面を見てみると、先程までは見えていなかった富士山が見えていました
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日も少し傾き始め、千畳敷カールに宝剣岳の影が伸びてきました
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久しぶりのロープウェーを使っての登山

のんびりと駒ケ岳周辺のピークを楽しめました