残雪期になりました
残雪期になったら歩きたかった将棋頭山から木曽駒ケ岳
桂木場から将棋頭山に登り、西駒山荘の石室に一泊
翌日、木曽駒ヶ岳まで往復して桂木場に戻る
このプランを遂行させたかったものの、今回は天気予報があまり思わしくない😱
お天気はいいものの、1日目の夕方から風が強く吹き始め、翌朝にはさらなる暴風予報💦
木曽駒ケ岳までは長い稜線歩きとなるこの行程
暴風予報となると過酷さはなかなか、、、
無理は良くない❗️
ということで、木曽駒ヶ岳はまたの機会に🥲
今回は日帰り登山に変更です
いくつか候補を考えましたが、今回はまだ登ったことがない十石山に登ってみることにしました
この十石山という山は、どうやら最近なかなか人気のお山のようです✨
山頂からの展望が素晴らしいらしく、
厳冬期~残雪期にかけてはけっこうな人が登っているみたいです👀
大きな駐車場はなく、登山口に1番近い駐車スペースに数台停められるだけのようなので、空きがあるのか少し心配しながら登山口へと向かいます
158号から逸れ、白骨温泉方面へと続く道を進んでいきます🚗
こちらの方面に来るのは初めてです😁
山道を進んでいくと趣のある立派な温泉街が見えてきました
登山口へはさらに奥へと進んでいきます🚗
急勾配のグネグネ道を進むと登山口らしきものが見えてきました
その少し手前の路肩に数台が停められそうな空きスペースがあり、そこが最寄りの駐車スペースのようです
停まっている車は一台🚗
どうやら先行者は今のところこの一台のみのようです
ちょうどその車の持ち主であろうソロの山スキーヤーの方が登山口を登り始めていました
準備をしている間にあと何人やってくるんだろうか、
と待っていましたが誰もやってきません😱
人気のお山のはずなのに、まさか今日は自分たちを含めて2組だけ?
もしや、残雪期のいい時期は終わってしまっていて歩きにくい、もう微妙な時期にさしかかってしまっているのかも、、、
と、不安を募らせながら準備を済ませます
8時前
結局、後続の人の姿を見ることはなく、登山口から登り始めます💨
駐車スペース脇の除雪された雪はガチガチに凍っていたので、登山道の雪もカチカチに凍っているだろうと思い最初からアイゼンをつけて登ることにします
少し登ると登山道は山腹を巻いていくように続いています🥾
そちら側は日当たりが良いためか、全く雪がなく地面が露出していました
トラバースが終わると少し開けた場所に出ました
そこから先はまだまだたっぷりと雪が残っています
至白骨、至スーパー林道
という立て看板がありました🪧
そこを通り過ぎ、山の奥へと入っていきます
天気は快晴☀️
10分ほど歩いただけですが、汗ばんできました
ここから先は樹林帯の急登になるようなのでウェアリングの調整をします
ザックの中に着ていた上着をしまっていると、目の前を何かが通り過ぎました
とても素早い動き
オコジョです🦫
雪解けが進む木の周りの窪みに身を隠し、こちらの様子を伺いながらピョンピョンと移動していきます
木の幹から木の幹へ
あまりのかわいさに、オコジョが見えなくなるまで姿を見送っていました
いきなりのかわいらしい森の住人との出会い✨
ほっこりしながら、アルプスに来たなぁ
と実感しつつ先へと進みます
ここからは尾根筋をひたすら直登💦
ここ最近は季節外れの暖かさが続いていたせいか、雪はグサグサです
アイゼンもあまり効かない状態のなか、全身を使って急勾配を登っていきます💦
途中、何度か踏み抜きながらもなんとか最初の急登を登り終えると、少し開けた広場のような場所に出ました
ここでようやく標高1800mほど
まだまだ先は長いです
ここからはしばらく平坦な歩きが続きます
コメツガの巨木が立ち並ぶ森の中を歩いていきます🌲🌲🌲
明瞭なトレースもなく迷いやすい森の中🌲
進む方向を間違えないようにGPSで現在地を確認しながら進んでいきます
平坦な歩きが終わると再び傾斜がキツくなりまたもや急登の始まりです💦
標高も2000mを超えてくると、雪も少し締まった感じになり幾分か歩きやすくなってきました😀
森林限界まではまだまだです
眺望のない尾根道をどんどん登っていきます
樹林帯のためか風もなく、気づけば全身汗だく💦
木々の間から時折見える真っ白な稜線
まずはそこを目指して歩き続けますが、なかなか近付きません
しばらく歩き続けると、少し傾斜が緩くなってきました
数日前に降雪があったためかトレースは不明瞭になり、踏み抜く回数も増えてきました😱
森林限界に近づいてきたようで、稜線を吹き下ろす風の音が聞こえるようになってきました
ふと右手を見てみると、木々の間から穂高岳の姿が見えます👀
この景色を見ると不思議とどこからか元気が出てきます😄
だいぶ登ってきたようです
だんだんと木々の間隔も広くなり、頭上には真っ青な空が見えるようになってきました✨
木々の間から見えていた穂高岳もいつのまにやら遮るものなく、どーんと見えるようになっていました😁
目の前も開け、山頂直下の斜面も見えます
雪の中に半分ほど埋まった針葉樹林の間を縫うように歩いていきます
上からの日差しと雪面からの照り返しで喉はカラカラです
最後の急斜面
近いようで遠い💦
見えているのになかなか近づいていきません
踏み抜きも多くかなり体力を削られます
そうこうしているうちに、ようやく山頂直下までやってきました
最後の急登
登り始めの急登に比べれば、幾分か優しく思えます😅
直登しようか迷いましたが、森林限界を越え、何となく雪崩のリスクなんかも考えてみると、向かってやや左側の稜線寄りに登っていくことにしました
雪は程よく締まってい歩きやすい
雪崩の心配はなさそうですが、十分に注意して歩きます
急登を登ったら山頂かと思っていましたが、山頂部は思ったよりも広く、向かって右手の方に避難小屋と山頂がありました
傾斜が緩んだあたりから、右の方へトラバース気味に進んで行きます
そのまま右へと進むと避難小屋、まっすぐ行くと山頂です
雲も近くなり、山頂へは空に向かって登って行くような感覚です
山頂には、朝見かけたソロの男性の方がいらっしゃいました
ゆっくりと山頂方面へと向かいます
山頂まであと数メートルというところで、ソロの方がスキーで滑降を始めました
すれ違いで軽く会釈をします
山頂に着くと、当然ながら誰の姿もありません
貸し切りです✨
左手に乗鞍岳、そこから右に向かって、笠ヶ岳、焼岳、槍ヶ岳、穂高岳など北アルプスが一望できます🏔
想像以上にすばらしい眺めです✨
とにかく乗鞍岳がものすごく近い❗️
十石山自体が乗鞍岳から続く尾根にあるので当たり前なんですが、本当にすごい👀
この近さとこの角度から見る乗鞍岳はものすごい存在感です✨
焼岳の眺めも素晴らしい❗️
最高の眺めです😁
ひととおり写真も撮り終え、山頂からの大展望も満喫したので、下山を始めます
お昼からだんだんと風が強まってくるという予報どおり、少しずつ風が強くなってきました
少し下ると、あっという間に雲が流れ込んできました
気付けば穂高岳はすっぽりと雲に覆われ、灰色になっています
標高の高いところでは夕方から雪の予報も出ていたので雪が降っているのかもしれません❄️
きた道をどんどんと下っていきます
最後の急斜面
雪は朝よりもユルユルになっており、下るのになかなか難儀しましたが、なんとか無事に下山💨
登山口に差し掛かる頃には、吹き荒れる風の音が凄まじい😱
天気予報通り、天候は荒れ模様になってきました
せっかく白骨温泉まで来たので、いっぱい汗もかいたことだし立ち寄り湯に入って帰ろうと思います♨
白骨温泉の観光案内所まで下り、立ち寄り湯の営業案内を見てみると、、、
どこもやっていません😱
時間は16時を回りそうな時間
数件営業している日帰り入浴できる施設の営業時間は既に終了していました💦
上高地や乗鞍の観光シーズンでもない時期なので致し方ありません
いつも立ち寄る荘川の桜花の湯も定休日
定番ですが、平湯の森に立ち寄ることにし、白骨温泉を後にします🚗
安房トンネルを抜け平湯までやってきました
平湯の森の近くまで来ましたが、いつもの賑わいがない、、、
駐車場に停まっている車は2台
入口には何か白い張り紙が、、、
なんと
まさかの定休日❗️
行こうと思った温泉がどこもかしこもお休みとは運がありません😱
仕方がなので温泉は諦めて、家路に向かいました🚗