この日の日の出は4時半過ぎ
日の出を見るために設定した目覚ましの時刻は3時半
真っ暗な山荘の中に目覚ましの音が鳴り響きます⏰
寒くてなかなかシュラフから出る気になれずしばらくの間グダグダしてしまいましたが、気づけば時間に余裕がなくなってきていました💦
シュラフから抜け出し着替えを済ませ、木曽駒ヶ岳までの往復に必要な装備を急いで準備します
休憩に小屋を利用する人がいるかもしれないと思い、シュラフやら何やらを簡単に片付けてスペースを空けていきます
バタバタとしているうちに、時刻は既に4時半をまわっていました🕟
ご来光までもう時間がありません💦
急いで外に出ます
すでに空は明るくなっていました
小屋前に残っている雪は朝の冷え込みによりカチカチに凍り付いていました❄️
小屋を出てすぐに雪上歩きになるのでアイゼンをつけます
ご来光に間に合うのかと空の様子を気にしつつ、稜線へと急ぎます💦
稜線まで登り振り返ってみると、ちょうど太陽が雲から出た直後のようでした☀️
なんとかご来光には間に合ったみたいです😅
周囲には太陽の光が徐々に届き始め、光に照らされた雪面がほんのりとピンク色に染まっていきます
素敵な時間✨
しばしこの瞬間を楽しみます
んー、何とも素晴らしい眺め✨
重い荷物を担いできた甲斐がありました
これぞ山の上で泊まる醍醐味です✨
風もなく無音の世界に包まれています
ものすごく静か
なんだか心が洗われるような感覚でした✨
ご来光タイムを堪能したのち、ゆっくりと木曽駒ヶ岳山頂へ向けて歩きます
聖職の碑を過ぎ少し歩くと、目指す木曽駒ヶ岳が雪原越しに見えます
良い眺め✨
ここからは近いようで遠い💦
途中の雪の状態がどんな感じになっているのか少し不安はありますが先へと進んでいきます
木曾駒ケ岳までの道のりは終始北アルプスを右手に眺めながらの絶景ルート♪
本当に素晴らしい眺めです✨
小屋を出てからはほぼ雪の上を歩いてきましたが、馬の背のあたりにさしかかると、雪もなくなり夏道を辿ることになりました
ちょっとした岩場もあります
雪解け直後なので浮石にも気をつけます
しばらくするとまた行く手には雪が❄️
雪があったりなかったりのミックスな登山道
早朝ということもあり雪の表面は凍っていてツルツルです😱
滑ったら止まらなさそうなくらいのツルツル具合なので、ここから山頂まではチェーンスパイクを装着して進みます
だんだんと見たことのある風景に近づいてきました
頂上山荘や宝剣山荘もだいぶ近くに見えます
7時
木曽駒ケ岳山頂に到着しました✨
桂木場からの木曽駒ヶ岳は約5年ぶり2度目の登頂です
前回は登頂できた感動からなのか、山頂の20メートルほど手前から涙が出てきてしまいました😁
今回はというと、前回とは全く違う感覚で、ちょっとホッとしたというか、そんな感じの感覚です
まだ早い時間なので山頂にはわたしたちの他には誰もいません
貸切の山頂です♪
360度、見渡せます♪
風はほとんどありませんが、動くのをやめるとやはり肌寒く感じる気温です
5月の標高2900m付近はまだまだ寒い💦
防寒具を羽織り、貸切の山頂を満喫します♪
30分程山頂でのんびりと過ごしました
他の登山者はまだ誰もやってきません
誰にも会うことなく、山頂をあとにします
来た道を辿り、まずは西駒山荘まで戻ります
途中で健脚な登山者1人くらいとすれ違うのかなと思っていましたが、結局西駒山荘までは誰とも会うことはありませんでした
西駒山荘に着く少し手前あたりで、将棋頭山の山頂を見てみると人影が見えました🚶♂️
日帰りの登山者のようです
山荘に入り、シュラフやらマットやらを片付けてザックにパッキングしていきます
水分が減ったぶん、登りの時よりもかなりザックの重量が軽くなっていました😄
お世話になった石室にお礼をして帰路につきます
昨日はお天気がイマイチだったので将棋頭山の山頂に再び登ってから帰ることにします
昨日とはうってかわり、稜線は日差しが照りつけて暑いくらいの気温になっていました
先程まで歩いていた稜線を眺めます
青空のもと、将棋頭山からの景色を十分に堪能します♪
分水嶺の看板を過ぎ樹林帯へと入っていきます
気温の上昇ですでに雪は緩んでシャバシャバ😱
アイゼンもほとんど効かないようなユルユルの雪ですが、ないよりはマシなのでアイゼンをつけて下っていきます
お天気がいいこともあってか、この日は登ってくる何人かの登山者とすれ違いました
みなさん、このズルズルの雪に苦戦しているようでした
緩んだ雪に足を取られながらも何とか雪のないところまで降りてきました
踏み抜きも一回で済みました😅
あとは新緑の綺麗な登山道を下っていくだけです♪
長い道のりを下りきり、無事に駐車場まで戻りました🚗
疲れましたが、楽しい2日間でした♪