chiritannyaaの日記

山に登ったときに思ったことを書き連ねる日記

10月5日 新中の湯から焼岳

10月5日

 

今回も連休なのでテント泊で、と思っていたけれどもいいところが浮かばない。

というか、雲ノ平を歩いてから一週間。

まだ雲ノ平の余韻が残りすぎているので、安易に決められないという感じ。

余韻と一緒に少し疲れも残っているような感じもあったので、日帰りで気軽に紅葉を楽しめる山、ということで今回は焼岳に登ることにしました。

今までに焼岳には結構な回数登っています。

紅葉時期に登ったのは2回ほどですが、2回とも綺麗だった記憶があります🍁

ハズレはないだろうと思い、直近に焼岳に登った方々の情報を調べてみると、ちょうど紅葉も見ごろのよう✨

4年ぶりくらいの紅葉の焼岳登山、楽しみになってきました💨

 

8時過ぎ🕒

新中の湯の登山口の少し手前辺りまで車でやってくると、路肩にはズラリと車が停まっています。

登山口前の駐車スペースはもちろん満車💦

やはり紅葉シーズン真っ只中。混んでいます。

駐車場を通り過ぎ少し上まで行ってみますが、道幅があまり広くなく駐車できそうなスペースもないのでUターンし駐車場より下の方を探します。

少し下った場所の路肩に車を停められそうなスペースがあり、そこに車を停めます🚗

後ろにももう一台停められるスペースがありましたが、すぐにそこも埋まりました。

準備をしている間も続々と車がやってきます🚗🚗🚗

さすが紅葉シーズンの北アルプス😁

 

8時30分🕒

登山開始です。

登山口から広場までの区間は紅葉もそれほど進んでいないので黙々と登ります。

広場の手前付近から少しづつ色付き始めたナナカマドが見られるようになってきました。

f:id:chiritannyaa:20211108162133j:image広場手前からの焼岳南峰

 

9時55分

広場までやってくると、目の前には白い幹に黄色く色付いた葉をつけたダケカンバが一面に広がっていました

f:id:chiritannyaa:20211108162204j:imageダケカンバの黄葉

 

ここから先は黄葉ゾーンの始まりです

カメラを片手に登っていきます。

久しぶりに使うSONYのミラーレスカメラ📷

基盤腐食により電源が入らなくなりメーカー修理に出していましたが、ようやく修理から戻ってきたので、今回の登山から復活です😁

修理から戻ってきた後に日付、時刻設定等々、初期設定に戻っていることに気付いておらず、この日はそのまま写真を撮り続けてしまったので、家に帰ってからの写真整理で一苦労することになってしまいました💦

 

広場からしばらく登ると、沢筋の紅葉が見渡せる少し開けた場所に出ました。

紅葉した木々の奥には火山らしくゴツゴツとした焼岳の姿が見えます

笹の緑の中に点在するナナカマドの赤色が見事です

 

f:id:chiritannyaa:20211108162935j:image鮮やかなナナカマドの赤色

 

振り返ると霞沢岳の眺めもとても素晴らしい✨
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今年は涸沢ではナナカマドの色付きがイマイチらしいということでしたが、こちらのナナカマドはとても綺麗に色づいています

笹の緑とナナカマドの赤色のコントラストが本当に綺麗です

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雲ノ平で見た紅葉とはまた一味違った紅葉です。

ナナカマドの色付きもちょうどいい頃合いでベストタイミングに来たようです

周りにいた方々もすばらしい紅葉の風景を写真に収めています。

少し広めの場所で持ってきたヘルメットをかぶって再び歩き始めます。

火山でもありますし、上部は不規則に積み重なった岩峰なので何かのきっかけで落石が起こるリスクにも注意しなければなりません。

紅葉を楽しみながらノンビリと登っていきます。

標高があがるにつれ徐々に木々も少なくなり、荒涼とした雰囲気になってきました。

f:id:chiritannyaa:20211108222108j:image火山ガスが出る北峰


f:id:chiritannyaa:20211108222106j:image火口湖 正賀池

 

コルまで登り上げると岩場のトラバースです。

道幅も狭い場所なのですれ違いは譲り合いながら注意して進みます。

トラバースを終わったあとは、山頂直下の岩場を登れば焼岳の北峰です。

初めて焼岳に登ったときには、山頂直下の岩場がとても険しかったように記憶していますが、登山道がつけ変わったのか岩場に慣れただけなのか、それほど険しいという印象ではなくなっていました。

11時過ぎ

無事に北峰に登頂です

山頂からは富士山、南アルプス中央アルプス北アルプス、白山と360度綺麗に見渡せました。

前回歩いた黒部源流域の山々もよく見えます

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f:id:chiritannyaa:20211108222330j:image南アルプスの向こう側にはうっすらと富士山


f:id:chiritannyaa:20211108222327j:image笠ヶ岳~黒部源流域の山々


f:id:chiritannyaa:20211108222322j:imageロープウェイの駅と奥には槍ヶ岳

 

40分ほど山頂でのんびりと過ごします。

久しぶりに上高地に下りてみようと思っていましたが、ここ最近の暑さのせいか、上から見た感じの上高地方面の紅葉はあまり進んでいない様子だったので、来た道を辿り新中の湯まで戻ることにしました。

登りと同じ道を歩きますが、登りの時とは太陽の位置も変わっており、紅葉の見え方がまた違って見えます。

下りは下りの紅葉の美しさを満喫しながら下っていきます。

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ガレガレの場所も多いので浮き石で滑らないように足元に気を付けながら歩きます。

広場まで降ってしまうと黄葉は見納めです🍁

ここから先はまだ青々とした樹林帯を下っていきます。

 

14時25分🕒

新中の湯まで無事に下山しました。

 

帰りは安房峠道路を通って帰ることにします🚗

ちょうど良い気温なのか、バイクの方や自転車の方もちらほらお見かけしました。

安房峠からは穂高岳がどーんと見えました⛰

安房トンネルを通れば時間は早く移動できますが、紅葉の時期はこちらの道路を通ってゆっくり帰るのも良かったです🍁

 

期待どおり、今回も焼岳の紅葉はとっても綺麗で素晴らしかったです✨