9月30日
三俣山荘のテント場で迎える2回目の朝。
テントの外に出てみると、今日は雲もなく天気も良さそう☀️
日の出まではまだ少し時間があります。
次の目的地へ向けて早々に発たれる方の姿を見送りながら日の出を待っていると、鷲羽岳の肩から太陽が出てきました。
後を振り向くと三俣蓮華岳が橙色に染まっています。日の出は鷲羽岳の肩から
オレンジ色に染まる三俣蓮華岳
日の出を見終わった後はテントの撤収作業。
2日間散らかし放題だったテントの中を片付け始めます💦
テント設営後、空いているスペースに適当にいろんなものを置いていくので、撤収作業のときはいつも一苦労😂
狭いテントの中にあるはずなのに、探しているものがなかなか見つかりません。
散らばったものを集め、小さくまとめてザックに詰め込んでいきます。
行きよりも帰りの方が確実に荷物が減っているはずですが、ザックの中身は行きとさほど変わらずパンパンになりました。
テントの片付けも終わり、朝ごはんタイム🥐
三俣山荘から新穂高へ戻るのには、まずは三俣峠への登りから始まります。
しっかりエネルギー補給をして
6時45分、三俣山荘を出発。
三俣峠への登り標高差200メートルを登り上げると、素晴らしい景色が待っていました。
初日は曇っていて見渡せなかった景色が、この日は遠くまではっきりと見えます✨三俣峠への登り 振り返って鷲羽岳と三俣山荘
目の前には槍ヶ岳~穂高岳
三俣峠からは稜線に上がるコースと、カール内を歩くコース(初日に歩いたコース)に分かれますが、この日もカール内を歩く巻き道コースを歩きます。
実はこの巻き道コース、過去に2回歩いていますが、あまりいいイメージを持っていませんでした。
巻き道という名前のわりにアップダウンも多く、特段、眺めがいいというわけでもありません。
でも、今回紅葉の季節に歩いてみてこの道の良さがようやくわかりました😄
カール内だからこそ見られる草紅葉や谷筋の紅葉。
無数にある紅葉したチングルマは本当に圧巻です✨
夏はこのチングルマがお花畑になっているかと思うと、夏の時期も是非歩いてみたいと思わせてくれました。
カール内のチングルマ
ナナカマドと鷲羽岳
この日は3日間のなかで一番最高のお天気になりました☀️
新穂高に帰るだけなのでのんびりと紅葉ロードを満喫します🍁
雲ひとつない青空に三俣カールの草紅葉が映えます♪
槍ヶ岳のシルエットと草紅葉の眺めも最高です✨
360度、どこを見ても絶景😁
暑いくらいの日差しの中、紅葉を愛でながら歩きます。
双六小屋を過ぎ、花見平あたりでひと休み。
正面に見える槍ヶ岳の存在感がものすごい💨
下ってしまうのがもったいないくらいの眺めなので、ベンチに腰掛けてしばしのんびりと目の前の景色を堪能します。花見平で一息
しばらくすると乗鞍方面からだんだんとガスが湧き始めてきました。
ガスが湧くスピードはどんどん速くなり、あっという間に槍ヶ岳まで到達しました。
一部ガスに覆われた山並みもまた、なかなか見応えがあります。ガスに覆われる槍ヶ岳
ここから鏡平まではガスったり少し晴れたりを繰り返していました。槍ヶ岳と鏡平
鏡平山荘に着くと山荘前のベンチはあいかわらずの賑わいです。
鏡池のベンチに行ってみると、そちらはあまり人がいませんでした。
ひっそりとした鏡池のベンチで少し休憩をとることにします☕️
花見平でのんびりしてしまったぶん、鏡池から見る槍ヶ岳にはすっかりガスがかかってしまい逆さ槍は見えません。
しばらく待ってみますが、かろうじて穂先が覗く程度💦
それを一応写真に収めて出発します。
何とか撮れた微妙な逆さ槍
12時過ぎ。
鏡平を出発し、新穂高へ向けて下っていきます。
翌日からはあまり天候が良くない予報ですが、登ってくる方もちらほら。
小池新道の入り口まで下り、あとは新穂高まで1時間ちょっと。
そこから先は登山靴から歩きやすいトレランシューズに履き替えます。
やはりロードでは登山靴よりも足取り軽く歩けます😁
15時30分
新穂高登山センターまで下り、下山届を提出します。
駐車場までの道のりを歩き終え、無事下山🙌
今回は雲ノ平まで歩きましたが、雲ノ平の向こうに側に見えた太郎平〜黒部五郎岳の稜線もとても雄大で素晴らしく、是非そちらも歩いてみたくなりました😁
また高天原や赤牛岳方面も近くに見え、そちらにも行ってみたいという思いも湧いてきました。
奥深くなかなか歩くのが大変なエリアですが、魅力がいっぱいのエリアなので、機会があればまた是非このエリアを歩きたいです✨