chiritannyaaの日記

山に登ったときに思ったことを書き連ねる日記

4月18日 春の比良山地を探検③ 釈迦岳

今年の春は比良山地の探検が続きます

自宅から近いわりに、今までに登ったことがある比良山地の山は冬の武奈ヶ岳だけでした

今年の春も鈴鹿の山々を巡ろうかと思っていたところ、今更ながら比良山地の存在に気付き、蓬莱山に登ってみると、これがなかなか楽しめました

武奈ヶ岳以外は登ったことがない山ばかり

端っこからピークを攻めていけば、しばらくは登る山を探すのに苦労しなくてもいいし、何よりも近く登山口までのアクセスに時間がかからないのがいい😄

 

前々回は霊仙山、権現岳、蓬莱山、前回は堂満岳、と順番に西からピークを踏んでいるので、今回は釈迦岳に登ってみることに

前回、間違えて入り込んだ駐車場に車を停めれば周回できそうです

 

今回、釈迦岳への登りに使うのは大津ワンゲル道というルート

ちょうどシャクナゲの開花の時期のようで楽しみです

登山道の中盤以降からは手を使って登るような岩場があり、難路なんだとか 

難路、と言われると大丈夫なんだろうか、と少し身構えてしまいますが、このルートが今一番シャクナゲの花が綺麗に咲いており、見ごろを迎えているよう

登りが険しいぶんには何とかなりそうなので、大津ワンゲル道を登りのルートで歩くことにします

下りに使うのは比良リフトがあったルート

こちらのルートは難所もなく歩きやすそうなルートのようです

 

9時過ぎ

駐車場に到着です

準備をしているとパトカーが1台やってきました

その後も警察車両が続々とやってきます

何かあったのかと少しびっくりしましたが、どうやら訓練のよう

警察が準備をしているのを横目に見ながら登山口へと歩きます

舗装道路終点まで歩いたところで、そこは降りで使うルートの登山口だと気づきます

GPSで確認してみると、大津ワンゲル道は駐車した場所よりも少し下がった位置から沢を渡って進むようにつけられています

再び警察の前を通り過ぎ、大津ワンゲル道の入り口を探します

駐車されている車の陰に何やら道標のようなものが見えました

大津ワンゲル道の道標です

出だしで少しつまづいてしまいましたが、無事に登山口を見つけられたので気を取り直して出発です

小さな沢を渡り、落ち葉の積もった登山道を進んで行きます

水の流れによって登山道が崩壊してしまっている箇所には新しい道が付け替えられており、新旧の登山道が入り混じっています

迷ってしまう、ということはなさそうですが、いくつかの踏み跡が交錯しているので、ピンクのテープを探しながら確実なルートを辿ります

 

難路、ということでしたが今のところは歩きやすい道が続いています

鳥の囀りが聞こえる心地よい森

歩き始めて30分ほど

ピンクのお花があちらこちらに見えてきました

シャクナゲの花です

淡いピンク色のお花が枝いっぱいに咲いています

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そこから先はツツジの花もくさん咲いており、芽吹き始めた新緑と相まってとっても綺麗な景観を作り出していました

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上に登れば登るほどシャクナゲの花のピンク色は濃さを増していきます

大きなシャクナゲの木がそこかしこにあり、たくさんの花をつけていました

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足元には蕾の状態のイワカガミがたくさん

こちらの花のピークはもう少し先のよう

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しばらく登ると、難所を知らせる道標が立てられていました

今までよりは少し傾斜もキツくなり、岩場も出てくるようになりました

とはいっても、まだまだ難所というほどの険しさではありません

さらに登っていくと、写真で見た一枚岩のような場所に出ました

どうやらここから先が一番の難所のようです

が、写真で見た感じよりも切り立った岩ではなく、手掛かり、足掛かりもしっかりありロープもかけてあります

それほど危険な感じもなく、岩場を上へ上へと登っていきます

岩場の区間はそれほど長くなく、乗り越えた先は傾斜も緩み歩きやすい道になりました

足元の斜面は一面、イワカガミの葉っぱで覆われています

イワカガミを踏んでしまわないように、踏み跡を辿っていきます

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少し登ると比良リフト道との合流地点

そこから10分ほど歩いて釈迦岳の山頂に着きました
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駐車場にはそこそこの台数の車が停まっていたのにも関わらず、ここまで誰とも会いませんでした

山頂にも誰の姿もなく、静かな山頂です

 

お昼過ぎからは雨が降り出す予報が出ています

どんよりとした雲行きに風も出てきたので、山頂では長居せず下山を始めます

 

先程通った大津ワンゲル道との分岐まで戻ると、比良リフト道の方へと進みます

こちらのルートは日当たりが少し悪いのか、大津ワンゲル道よりもシャクナゲの花が咲くのが遅いようです

咲いているものもありますが蕾の状態のものの方が多く見ごろを迎えるのはもう少し先のよう


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リフト小屋のような場所の傍を通り、無事に駐車場に戻りました

出発してから駐車場に戻るまでの間、他の登山者と誰にも会うことなく、静かな山歩きを楽しめた一日でした