前回は比良山地の霊仙山、権現山、ホッケ山、蓬莱山と歩いてみました
今回も引き続き、比良山地の探検をしてみることに
今回向かう先は堂満岳
比良山地の中でももう少し北東にある山のようです
車はイン谷口と呼ばれる場所に広めの駐車場があるようで、そこに車を停められそうです
そこから堂満岳へ登るルートはいくつかあるようです
その中で、今回歩いてみようと思ったルートの候補は
青ガレと呼ばれる少し危険?なガレ場の続くルート
堂満東陵道というルート
ダケ道というルート
この3つのルートのうちのどれかを使って登り、どれかを使って降ろうと計画しました
調べてみると
青ガレは名前の通りのガレ場の続く谷沿いのルート
落石なんかもあるようで、注意が必要なルートのようです
東陵道は、山頂直下に急登が待ち構えているんだとか
そして、ダケ道ルート
こちらは危険なところもなく1番歩きやすいルートのようです
降りがとことん苦手なので、降りで使うルートはダケ道ルートに即決定です
さて、登りのルートをどっちにしようか
最近の歩いた記録などを見てみると、青ガレルートを歩いている人が圧倒的に多い
それに比べると、東陵道は情報がやや少なめなので少し不安
青ガレで登ろうかな
と考えましたが
後々、武奈ヶ岳にも登りたいので、その時に青ガレのルートを使いたい
そうすると、同じルートを歩くことになってしまうので、何だか少しもったいないような気が
だったら今回は、東陵道から登ってダケ谷ルートで降る
そうすれば、次に武奈ヶ岳に登るときに、青ガレを登りに使ってもルートがかぶってしまうことはありません😁
そして、東陵道からダケ道ルートで歩けば、きれいな周回ルートで歩けることになります✨
うまく考えがまとまりました
9時過ぎ
イン谷口付近までやってきました🚗
小さな橋を渡るとその先の道が二股に分かれています
さて、どっちに進んだらいいんだろうか❓
とりあえず、右に向かう道に進んでみます
しばらく進むとその先に数台の車が停まっている駐車場が見えました
が、そこは調べていた駐車場の感じとは少し違います
もう少し奥まで行けそうなので進んではみたものの、その先は行き止まり
ここではないとすると、さっきの二股の分岐をもう一方の道へ進むのが正解だったようです
分岐まで戻り、真っ直ぐ伸びる道の方へと進みます
その先に小さな建物があり、数台の車が停められている駐車場が見えました
写真で見た駐車場です
青ガレルート、ダケ道ルートのスタート地点に当たる駐車場です
駐車場といっても区画がきちんと整備されているような駐車場ではないので、適当な場所に車を停めます🚗
準備をしている間にも車がやってきたり、下から歩いて登ってくる登山者の姿も何人か見られました🚶♂️
平日の割になかなかの賑わいです
ササっと準備を済ませ、出発です
堂満東陵道へは、先ほど迷った分岐のところまで一旦歩いて降っていきます
車道としては二股にわかれている道でしたが、実は十字路で、左手へ進む道は登山道になっていました
東陵道はその登山道を進みます
登山道へ入ってからもしばらくは緩く降っていきます
舗装道路へ出ると今度は登りになります
しばらく舗装道路を歩くと、その先、道は細い山道へと続いていきます
山道に入ると紫色のツツジがたくさん咲いていて見頃を迎えています✨
道はよく踏まれていて歩きやすい道
迷いそうなところもなく明瞭です
特に危険な所もなく、淡々と進んで行きます
歩き始めて1時間ほど
ノタノホリという池がある場所までやってきました
水面に映るツツジが綺麗です✨
水面を覗き込んでみると、アカハライモリが泳いでいるのが確認できました
特に休憩する場所もなくまだまだ疲れもないので、先へと進んでいくことにします
ノタノホリからしばらくは植林地帯の中を進みます
急登もなく、変わり映えのしない景色
ひたすら歩き続けていると、登山道は沢地形の中を通るように変わりました
傾斜は少し急になり、九十九折りの登山道は少しザレていて滑りやすい💦
植林地帯を抜けたので日差しを遮るものもなくなり、なかなかの暑さです💦
日当たりが良くなったあたりから一匹の黒い虫がずっと付き纏い始めていることに気付きました😱
刺すとかそういった感じではなさそうですが、ことあるごとブーンブーンと音を立てて視界に入ってくるので煩わしい💢
いなくなったかな、
と思ったらまたすぐに戻ってくる💢
そんな虫と格闘しながら登るうちに東陵道の肩というところまでやってきました
ここから先は尾根沿いを進んでいくようです
相変わらず付き纏い続けてくる虫💢
虫除けを持ってこなかったことを後悔
そろそろ虫除けを携帯しなければな、
と思いながら登っていきます
その後もしばらくは虫との闘いが続きました
そうこうしながら進んでいくうちに、登山道脇には石楠花の木が増えてきました
足元にはイワウチワの花も咲いています🌸
花の時期にはまだ少し早かったようで、それほどたくさんではありませんが、ピンクの花をつけた石楠花もいくつか見られました
少し傾斜が緩むと、目の前に堂満岳の山頂部らしきものが見えてきました
なるほど、距離は長くなさそうですが、最後に山頂までの標高差100mをいっきに登り上げるようです
ここが核心部の急登のようです
水分を補給し呼吸整えて、登りに取りつきます
岩と土混じりの崩れやすそうな脆い足場
そして今までと比べると傾斜も急です
石を落とさないように慎重に登っていきます
傾斜が少し落ち着いたところにはイワウチワがたくさん咲いていました
山頂までにはもうひと登りあるはずなので、ここでイワウチワを写真に収めつつ一息つくことにします
写真撮影を終えて再び登り始めます
すぐに開けた場所に出ました
中央には何やら標識らしきものがあります
標識を見ると
堂満岳
どうやら偽ピークの類のものはなく、すぐに山頂だったようです
山頂はシャクナゲの木に囲まれていましたが、花の時期には少し早かったようで、まだまだ蕾の状態のものばかり
花いっぱいの時期であれば、きっと見事なんだろうな
と思うくらい、たくさんのシャクナゲの木に囲まれています
琵琶湖方面の眺めは少し霞んでいました
時刻は12時過ぎ
休憩するにも山頂部は開けていて日陰がありません
この先、金糞峠を通り北比良峠まで歩く予定なので、その間のどこか適当なところで休憩をとることにし、堂満岳山頂を後にします
堂満岳の山頂を過ぎてからの稜線には至るところでイワウチワの花が咲いています
程よいアップダウンを繰り返しながら歩くと、40分ほどで金糞峠に着きました
ここまで誰にも会うことはありませんでしたが、金糞峠付近では何人かの登山者とすれ違いました
金糞峠から先もアップダウンを繰り返しながら進んでいきます
堂満岳山頂を出発してから1時間程、北比良峠までやってきました
開けていて気持ちのいい場所です
ここからはダケ道というルートで下っていきます
急な所もなくとても歩きやすい道です
途中途中に咲くイワウチワやイワカガミを眺めながらののんびり下山
無事に駐車場に戻ってくると、駐車場に停まっていたたくさんの車はすっかりといなくなり、ポツンポツンと数台の車だけが残っていました
日も長くなってきたので、ゆっくりと春の比良山を楽しむことができました