chiritannyaaの日記

山に登ったときに思ったことを書き連ねる日記

御嶽山

3月18日 御嶽山森林限界まで

 

雪がある時期の御嶽山に登るのは、噴火する前に田ノ原から剣ヶ峰まで登った一回と、チャオがまだ営業していた頃にゲレンデトップから森林限界を少し越えたところまで登った2回。

今回の小坂登山口から登るのは初めて。
小坂町から濁河温泉方面へグネグネ道を進んでいきます。とっても良いお天気☀️ですが、進むにつれて車の温度計が示す温度はどんどん下がっていきます´д` ;
久しぶりの氷点下に。
温度計はマイナス4度を表示。
今年はポカポカ陽気ですが、山はまだまだ寒いみたいです❄️
 
濁河温泉へ向かう道は昨年の7月の大雨の被害で路肩が崩壊しているところがありますが、片側交互通行で通行できました。
山肌から水が滲み出ていたであろうところは、今朝の冷え込みでツルンツルンのテッカテカに凍っていました。
濁河温泉まで残り10キロ程の地点から、だんだんと路面に雪が残っている箇所が現れてきました。
行きは登りだからなんとかなっているけど、帰り道、無事に下れるんだろうか😱というくらいボコボコ&テカテカに凍り付いた路面状態のカーブを何箇所か通過していきます。
8時少し前くらいにようやく小坂登山口に到着。
駐車場には私たちの車1台のみです。
どうやら、本日は貸し切りの様子。
準備を済ませて、8時半過ぎくらいにスタートしました。
登山口からはトレースがしっかりあり、トレース上はしっかりと踏み固められているようで、トレースをはずさなければ踏み抜くことはありません。f:id:chiritannyaa:20210427024955j:image
木漏れ日のなかを歩いていきます(*^^*)
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9時半頃、湯の花峠
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10時頃 のぞき岩 
雲ひとつない、良いお天気☀️
 
森林限界を超えたところで後ろを振り返ってみると、どーんと白山が見えました(^^)
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左手には乗鞍岳
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森林限界より先は、2日ほど前に降った雪でトレースはなくなっています。
ライチョウさんの足跡🐾のみ。
ここから先はヘルメットを装着し、チェーンスパイク→アイゼンへと装備を整えます。
装備を整えていると、何やら水が流れているような音がしたいることに気が付きました。
雪の下に、もう沢ができてるのかな❓
と思いましたが、ちょっと違う感じ。
何の音なのか気になって進んで行くと、稜線から無数の氷の粒が斜面を流れ落ちてきているときの音でした。
目の前のクラストした硬い斜面の上を小さな氷の粒が勢いよく滑り落ちていきます。
それが沢筋に集まり落ちていくときに、氷同士がぶつかり合いシャラシャラシャラと音を立てていました。
万が一滑落したら、あの氷の粒のように止まらない、、、😱
と不安になります(;д;)
森林限界以上の雪質は、表面の1、2センチくらいは薄くクラストし、その下にはサラサラの新雪が20センチほど。
クラストした斜面に足を踏み入れると2メートルくらい先までピシっ、と亀裂が入りました。
先週、乗鞍や木曽駒ヶ岳で立て続けに雪崩が起こっていたことを思い出し、慎重に登っていきます。
沢筋っぽいところは避け、直登します。
クラストの下のサラサラの雪はアイゼンが効かず、何とも歩きづらい雪質です。なかなか進みません。゚(゚´Д`゚)゚。
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1時間ほど登り、2700メートル付近で12時半を回りそうだったので、山頂は諦め引き返すことにします。
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急斜面を下り、樹林帯へ
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氷の粒に光が当たってキラキラしていました(*^^*)
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雨氷が落ちたものでしょうか?
 
そのまま、樹林帯をどんどん下っていきます。
結局、誰にも会わず登山口まで戻ってきました。
 
駐車場には、相変わらず私たちの車のみ🚗
帰り道は、行きに通った道を下っていくのは心配だったので、時間通行止めになる前にチャオ方面の道から高山市を経由して帰ることにしました。
美女街道から高速へ、、、
と思っていましたが、なんと❗️
美女街道がまさかの通行止め(;д;)
そのまま久々野から41号をひたすら南下して帰りました🚗
久しぶりの41号。
やっぱり地元は落ち着きます(*^^*)